技術・サービス
磁石を角物、丸物、瓦型、かまぼこ型など様々な形状に切断
磁石というと棒磁石やU字型のものが有名ですが、機械・装置の部品として使用される磁石には、様々な形状のものがあります。しかし、ネオジム磁石やフェライト磁石等の磁石材料は硬く脆い硬脆材料に分類されるため、目的の形状に切断するためには高い技術が必要です。
ここでは、当社が長年の経験で培った磁石の加工技術についてご紹介いたします。
多種多様な形状の磁石を研削切断いたします!
磁石加工・切断センター.comでは、四角・台形、三角形、凸型、円柱等の単純形状はもちろん、円筒、かまぼこ型、瓦型等他社で断られることも多い難形状の磁石についても加工可能です。
外周切断機や平面研削盤・円筒研削盤で研削切断を行ったうえで、仕上げとしてバレル研磨や面取りを施します。また、当社は品質管理を徹底しており、最新の画像寸法測定器による1μm台の高精密測定を行っております。
さらに、検査専任のスタッフが全数目視検査を実施し、お客様にお届けする製品にバリや損傷が無いか一つ一つ丁寧にチェックを行っております。
支給材のサイズや板厚・材質が異なる場合でも、目的の形状・精度で加工可能!
当社は、お客様から支給いただいた材料を加工し納品させていただくことが多いですが、支給材のサイズ・板厚・材質は様々です。しかし、支給材に依らず、お客様のご要望に合わせた形状の磁石を加工することが可能です。
ただし、支給材のサイズが一辺20mm以下であれば加工は難しくありませんが、20mmを超えると加工の難易度が上がり工数が増えます。また、ブロック材から丸物・円柱・円筒や瓦型等、曲面をもつ形状に切断する場合も、角物を加工する場合に比べ工数増加およびコストアップになってしまう点には注意が必要です。
お客様によって一つの材料から取り出す磁石の数量が異なるため、それに応じて研削盤の刃(カッター)を適宜交換する必要があります。
当社は、刃の厚みや数、外径の大きさが異なる研削盤の刃を豊富に取り揃えており、様々な形状に対応可能かつ効率よく加工できる点が大きな強みの一つです。精度は、ワークサイズや形状にもよりますが±1μ前後であれば問題無く可能です。
試験片/磁石からの磁石の切り出しのことなら、当社にお任せください!
磁石加工・切断センター.comを運営する株式会社サンキコーは、着磁前すなわち磁力を帯びる前の磁石はもちろん、磁力を帯びた着磁状態のものについても加工対応いたします。
着磁状態の磁石を追加工する場合は、お客様のご要望に応じて2通りの方法で加工を行います。当社では、基本的に一旦脱磁して磁力を除去してから加工を行います。この場合、再び着磁する際に元の磁力が戻らない可能性があり、それを懸念される場合は別途ご相談ください。もう一方の方法は、脱磁せずにそのまま着磁状態の磁石を加工するという方法です。この方法であれば前述の懸念が払拭されますが、切り粉の処理の手間がかかる分加工コストが割高になる可能性があります。
試作分の材料を支給いただければ試作対応いたしますので、まずは一度ご相談ください。