用語集

ネオジム磁石

ネオジム磁石(英:Neodymium Magnet)は、永久磁石の中で最も磁力が強いとされている磁石で、希土類元素のネオジムと鉄・ホウ素を主成分にもちます。そのため、正確にはネオジム・鉄・ホウ素磁石という名称です。

1982年に住友特殊金属(現、日立金属)の佐川眞人氏によって発明されました。流通量が多いフェライト磁石に比べ8~10倍もの磁力と高い保磁力をもつネオジム磁石ですが、いくつか欠点があります。

まず、材料構成の6割を鉄が占めているため錆びやすいことから、防錆対策として一般にニッケルめっきを施すことが多いです。また、硬脆材料であるため切削加工が難しいため、主として研削加工や研磨により加工を行います。

さらに、高い保磁力をもっているものの、熱に晒されると磁力が低下する熱減磁が起こるため、ジスプロシウム(Dy)を添加することで保磁力および耐熱性を上げた種類がありますが、そうでないものについては耐熱温度は80℃程度です。

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