用語集

ボンド磁石

ボンド磁石(英:Bonded Magnet)は、主にフェライト磁石を砕いて粉末状にしたものをゴムやプラスチック等のバインダー(結合材)と混合することにより、柔軟性をもたせた磁石のことを指します。

ゴム磁石、プラスチック磁石(樹脂結合型磁石)、特にPVC樹脂(塩化ビニル)を配合させたものを塩ビ磁石と呼ぶこともあります。主な特徴としては、非常に柔らかく加工性が高いため、ハサミやカッターナイフ等でも切断することができるとともに、形状自由度・寸法精度が高いという点があります。また、永久磁石のように脆性が高くないため、割れや欠けといった加工トラブルも起こりにくいと言えます。一方で、非磁性部分が多いために、通常の焼結磁石と比較して磁気特性や耐熱性が劣るというデメリットがあります。主な用途としては、板状にして表面を加工することでホワイドボードや冷蔵庫のドアシール等に使用されていることが多いです。なお、フェライト磁石の代わりにネオジム磁石等の希土類磁石を使ったボンド磁石については、比較的磁力が強く、小型モーターに使用されることもあります。

「磁石加工・切断センター.com」を運営する株式会社サンキコーは、磁石加工・磁性材料のプロフェッショナルとして、長年に渡り高品質・高精度の磁石加工を行ってきました。他社では断られるような特急案件にも迅速に対応できる生産体制、そして豊富な設備と実績に裏打ちされた高い技術力により、長年に渡りお客様に選ばれ続けています。ボンド磁石や希土類磁石の加工についてご相談や試作依頼のご要望等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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